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プレスリリース

リージョナルフィッシュ、プレシリーズDで約19.6億円の資金調達を実施しました。


リージョナルフィッシュ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:梅川 忠典)は、プレシリーズDラウンドとして、新規株主である株式会社welzo、株式会社中村組、ヤマエグループホールディングス株式会社を引受先とする第三者割当増資、株式会社みずほ銀行、株式会社京都銀行からの融資枠により、総額約19.6億円の資金調達を実施しました。これにより、累計資金調達額は約86.7億円となりました。
今回調達した資金は、環境変化に対応する新品種の作出のための研究開発と量産化の促進、グローバル展開の推進、および人材採用に充てる予定です。

■プレシリーズDラウンドの引受先
<新規株主>
・株式会社welzo
・株式会社中村組
・ヤマエグループホールディングス株式会社

<融資>
・株式会社みずほ銀行
・株式会社京都銀行

■プレシリーズDファイナンスの主な資金使途
・環境変化に対応する新品種(高温耐性品種など)の研究開発と量産化の促進
・海外地域における研究拠点の確保および現地パートナーとの連携を通じたグローバル市場への進出と事業展開の推進
・持続的な企業価値の向上を目的とした専門的な人材の採用

■本件の背景
近年、地球温暖化の進行に伴う海水温の上昇が進み、疾病が発生するなど、水産業は深刻な影響を受けています。各地で養殖魚の大量死や漁獲量の減少が相次ぎ、水産事業者の経営や地域経済への影響が懸念されています。こうした課題の解決に向け、弊社はあらゆる手法での高温耐性品種の研究開発および量産化を推進し、水産業の課題解決に寄与したいと考えております。一部の品種ではすでに成果が現れており、今後は対象品種の拡大と量産体制の強化を進めてまいります。
本プレシリーズDラウンドにて調達した資金は、品種改良のほか、グローバル市場への進出や事業展開にも活用してまいります。また、長期的な視点で、継続的に企業価値を向上させるべく、各分野における高度な専門性を有する人材の採用にも積極的に取り組みます。
創業以来、弊社はアカデミア、水産事業者、企業、行政、金融機関など多様なパートナーの技術と知見を結集し、オープンイノベーションによる「水産業を世界で戦える産業へ」「地域の産業振興」を志してきました。今後もオープンイノベーションで、研究開発や量産化を加速させる所存です。今回、弊社の志に共感、出資いただいた3社とは、各領域において大きなシナジー効果を見込んでおり、各分野での連携を一層深めてまいります。

■会社概要
「いま地球に、いま人類に、必要な魚を。」を掲げ、ゲノム編集などの品種改良で新たな地魚(=リージョナルフィッシュ)を創出し、日本の水産業を世界で戦える競争力ある産業へと進化させること、また地域の水産業を支えてきた産業の振興を目指しています。水産物は「天然がおいしい」と言われますが、農産物と畜産物は「天然がおいしい」と言われることは殆どありません。農産物・畜産物は1万年程度の歴史の中で品種改良が進んだのに対し、水産物の完全養殖は50年程度の歴史しかないため、品種が変わっていません。リージョナルフィッシュは、京都大学発のゲノム編集技術など最先端技術を用いて、超高速で水産物の品種改良を進めてきました。例えば、可食部が大きく、成長速度が速いなど生産効率の高い魚、地球温暖化が進んでも養殖できる高温耐性の魚などの品種改良に成功しています。また、創業5年で、企業・大学・自治体など約90団体と協業し、オールジャパン体制で事業展開しています。

■本件に関するお問い合わせ
リージョナルフィッシュ株式会社
Mail:info@regional.fish Tel:075-600-2963

【プレスリリース】リージョナルフィッシュ、プレシリーズDで約19.6億円の資金調達を実施しました。