よくある質問
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Q
ゲノム編集技術について教えてください。
A生物の中にあるDNAの全ての情報をゲノムと呼びます。ゲノムのうち、生物の性質を決める部分を遺伝子と呼んでおり、この遺伝子が変化することで、生物の性質や特徴が変わります。ゲノム編集技術を使うと、決まったDNAの配列を切断できる人工酵素を細胞の中で働かせて、狙った遺伝子に変異を起こすことができます。
※詳しくはこちらをご覧ください。
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Q
リージョナルフィッシュは、なぜ水産物のゲノム編集に取り組むのでしょうか。
A今後世界が直面するタンパク質不足の問題に対応するため、より少ない飼料で育てられる養殖魚を提供すること、また、環境に優しく持続可能な養殖業の実現を目指します。また、地域の特色を活かした魚を地域で養殖していただき、日本の水産業や地域の活性化につなげていきたいと考えております。
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Q
ゲノム編集魚は安全でしょうか。
Aゲノム編集を利用した品種改良では、狙った遺伝子をピンポイントで切ることにより、自然界やこれまでの品種改良で起こりうる変異を起こしております。このため、安全性は、自然界にいる魚やこれまでの品種改良の魚と同じ程度であると考えております。
※詳しくは厚生労働省HPをご覧ください。
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Q
ゲノム編集技術のメリットを教えてください。
A弊社のゲノム編集技術は、これまでの品種改良を効率化することにより、品種改良にかかる時間を数十年から2~3年と大幅に短縮できるようになります。
消費者の皆さまへのメリットとしては、例えば、DHA/EPAが多く含まれる、脂質やアミノ酸の割合を変える、食感を良くするなど、優れた特性を備えた水産物を提供できると考えています。
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Q
可食部増量マダイは、現在販売されているマダイとはどのように違いますか。
A可食部増量マダイは、従来のマダイと比べて、腹部や背部の筋肉量が平均1.2倍、最大1.6倍になります。また、飼料の利用効率が良くなっており、少ない飼料で効率的に育てることができます。味は飼料の違いにもよりますが、食感は柔らかく、味も従来のマダイに引けを取らないと考えております。
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Q
養殖中に、ゲノム編集魚やその受精卵が海などの環境中に逃げ出すおそれがありませんか。
A弊社が提供するマダイは、陸上養殖施設の水槽内で飼育し、水槽内には筒状ネットを、さらに排水溝には逃避防止用ネットを二重に設置し、計三重のネットにより、逃亡を確実に防止するようにしております。
また、産卵期には卵回収水槽を設置して卵の拡散防止を図ります。精子は、海水中ですぐに活性が失われることを確認しております。
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Q
ゲノム編集の表示は、消費者がしっかりと判断して選択できるような表示にすべきではないでしょうか。
A弊社は、「ゲノム編集技術によって品種改良した魚の魅力をご理解いただいた上で、選択していただきたい」と考えておりますし、必要な情報を提供していると理解しております。
今後、ECサイト、弊社と提携いただく飲食店を通じての提供も検討していきますが、消費者にわかりやすく情報を提供し、しっかりと理解していただいた上で購入していただきたいと考えております。
※表示とトレーサビリティの考え方については、こちらをご覧ください。