世界的に注目されている
陸上養殖。
課題は採算性。

陸上養殖は、生産性を上げやすく、場所を選ばずに様々な魚種の養殖が可能で、環境負荷も小さく、トレーサビリティーの確保も容易なため世界的に注目されています。
しかし、設備投資やエネルギーコストの大きさが普及に向けた課題になっています。

次世代陸上養殖に集まる期待
今後5年での市場成長性は、飼料関連で約4.9%/年、陸上養殖・スマート養殖等の養殖手法で約16.5%/年となっています。陸上養殖やスマート養殖への期待値は非常に高いですが、直近での導入規模はやや低調となっています。
設備投資、エネルギーコストが高い、現在の陸上養殖
陸上養殖においては、設備投資やエネルギーコストといった固定費が、総コストの約7割を占めます。これが、海面養殖に比べてコスト高となり、普及に向けた障壁となっているのが現状です。

AI/IoT・ろ過技術等の
最新テクノロジーで
水産業をハイテク産業に。

パートナー企業と連携し、AI/IoTにより魚の状態や水温・溶存酸素等の変化を読み取り、自動もしくは遠隔操作で飼育環境の最適化や給餌/清掃を行うシステムを開発。さらにろ過技術や水槽設計により、飼育環境を自律的に維持して、エネルギーコストの削減を目指します。

スマート養殖

ゲノム編集魚と
AI/IoTを組み合わせて
高採算性を実現。

養殖環境の効率化と組み合わせて高成長・可食部増量特性を持ったゲノム編集魚を導入することにより、単位面積あたりの収益性を約4倍に引き上げ養殖業を高収益事業へと進化させます。さらに飼育環境を分析・提案することで飼育方法を更新しつづけていきます。

生産性工場でコストは1/4に

環境によく、消費者ニーズを
とらえた水産養殖を。

環境によい水産養殖を目指してスマート陸上養殖に必要なエネルギー供給を、工場排熱やクリーンエネルギーを用いてサステイナブルに供給します。
さらに排出される有機窒素を回収し、肥料等に還元することで、廃棄物を有効利用します。市場動向や関連業者/消費者等のニーズもタイムリーに把握し、研究開発にフィードバックすることで、より消費者ニーズに合った品種改良を実現します。

市場フィードバック

欠失型ゲノム編集について